チューンナップという程大げさな事ではないのですが、
前回製作したLME49720をダブル接続したHPAのゲインを変更しました。
今後の製作の参考として使えるようにレトロな測定器を駆使?してデーターとして残す事にしました。

回路図を清書したので掲載しておきます。
久しぶりに気合いをいれてイラストレーターで書きました。
回路図を綺麗に仕上げたという事はこのアンプが気に入ったんでしょうね。
それとも暇だから?????
変更点は非反転アンプの入力抵抗を1KΩ→9.1KΩにしてゲイン6db(2倍)にしました。
これが功を奏した結果になりました。
ゲイン10倍の時より音に躍動感が出てきました。
これはゲインを下げた事により帯域が広がり、スルーレートもあがった為と思われます。
部品の実装の様子はこちらからどうぞ。

HPAの負荷抵抗は50Ω。
LINE INにFunction Generator(HP 3325B)から1KHz-1Vp-pの矩形波を入力して
Digitiging OscilloScope(TEKTRONIX TDS520B)で1Vp-pになるようにボリュームで調整した時の波形です。
オーバーシュートが観測されました。

フイードバック抵抗に4pFを並列に接続した時の波形で
オーバーシュートが軽減されました。
入力波形を出来るだけ忠実に出力したいと思い調整してみました。
4pFの有る無しでの音の変化もエージングが終わったら試してみたいと思います。
このピークははるか音声帯域を超えた所にあるので関係ないとは思いますが......
無い方がスルーレートが少しでも犠牲にならなくて佳いかもしれない?
どなたかこのピークの振る舞いについてご教授を頂けると嬉しいです。

周波数特性は20KHzまでフラットです。
HPAの負荷抵抗は150Ω。
Audio Analyzer(Panasonic VP7731A)

ボリューム最大で歪みも測定してみました(聴感補正あり)
HPAの負荷抵抗150Ω。
歪み率も可聴範囲で0.0009%以下になっています、

20KHz以上の周波数特性はオーディオアナライザーが追いつかないので
Function Generator(HP 3325B)とAC Volt Metor(Ballantine 303-1)を使用して測定しました。
-0.1db(700KHz)
-1db(2.6MHz)
-3db(6MHz)と広帯域です。
出力のオフセット電圧も実測値で両チャンネルとも+/-700uV以下に収まっています。
入力解放時の出力雑音電圧は両チャンネルとも11.5uVrms以下と優秀です。
音の出方はLME49600をバッファーアンプに使用したHPAにかなり近づきました。
出力のオフセット電圧はDCサーボ付きより少なくなっています。
ここで作っているHPAはあくまでも入力源をiPod Touchのライン出力から供給するのを前提にしております。
他の音源から接続される時は直流が重畳されていないかをチェックする必要があります。
心配な方は入力にカップリング・コンデンサーを使用して下さい。
また、ヘッドフォーンを接続する前にボリュームを絞っておく事を習慣に下さい。
出力オフセット電圧を軽減する為のTips。
ボリューム値を決めたら
ゲインを決める入力抵抗とフイードバック抵抗の並列抵抗値をボリューム値の約1/2に設定する。
100KΩは計算上無視して構わない。
今回の場合は9.1KΩは10KΩでも問題ありません。
そうする事によりバイアス電流による出力オフセット電圧を軽減できます。
参考迄に変更した基板の半田面の写真です。
9.1KΩに変更して4pFのセラミックコンデンサーをパラってあります。
くどいようですが
回路図のシグナルグランドおよびパワーグランドが仮想グランドのコンデンサー端に一点接地してあります。

急激にエージングが加速されて来たようです。
段々重低音の抜けが佳くなってきたように感じます。
ダブルベース好きには堪りません。