Analog DiscoveryのFFT Analyzerについて
A Low noise laboratory-grade measurement preamplifierの記事の中で
FFTでのスペクトラムに関して
henさんから下記のようなご指摘がありました。
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http://www.diyaudio.com/forums/parts/229827-nxp-bf862-warning.html
BF862には1/f雑音のコーナーが高いものがあるそうです。
アナログ回路のおもちゃ箱さんのアンプはFFTでコーナーが5kHz弱に見えますが、これはanalog discoveryとどちらが原因ですか?
BF862が原因ならまさしく玉に傷です。20kや100kの帯域幅で見れば十分小さい傷ですが。
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下記は10Hzから100KHzまでのFFTで
へんさんご指摘のように5KHzあたりから下の方が盛り上がっています。
という事でアンプ単体を入力短絡で10Hzから10KHzまでのスペクトラム確認です。2Hzから200Hzまでのスペクトラムです。
このカーブはアンプの1/fノイズだと考えます。
回りの測定器類の電源は全て切ってありますがわずかに50Hzがみえます。
henさん
Analog DiscoveryでのFFT Analyzerは設定帯域を広くするとスタート地点は盛り上がる傾向にありました。
ご指摘のお蔭でFFT Analyzerを使う際の注意点が判りました。
玉に傷で無くて良かったです。有り難うございました。
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コメント
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追加の調査ありがとうございました。
1/f雑音の悪いものでなくてよかったですね。どこで購入されたものか教えていただけないでしょうか。
投稿: hen | 2016年3月 6日 (日) 22時44分
henさん
BF862はMouserで購入しました。
投稿: アナログ回路のおもちゃ箱 | 2016年3月 7日 (月) 12時54分
>BF862はMouserで購入しました。
Mouserということは、diyaudio.comの報告で良かった方と同じですね。といっても2013年の話ですが…
私もいずれ購入してみようと思います。ありがとうございました。
投稿: hen | 2016年3月10日 (木) 23時42分
ぜひhenさん流にModsされて製作される事を希望します!
実はLT3042のノイズ特性を測定する為に作ったんです。
投稿: アナログ回路のおもちゃ箱 | 2016年3月11日 (金) 00時14分