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2016年3月 5日 (土)

Analog DiscoveryのFFT Analyzerについて

A Low noise laboratory-grade measurement preamplifierの記事の中で
FFTでのスペクトラムに関して

henさんから下記のようなご指摘がありました。

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http://www.diyaudio.com/forums/parts/229827-nxp-bf862-warning.html

BF862には1/f雑音のコーナーが高いものがあるそうです。
アナログ回路のおもちゃ箱さんのアンプはFFTでコーナーが5kHz弱に見えますが、これはanalog discoveryとどちらが原因ですか?
BF862が原因ならまさしく玉に傷です。20kや100kの帯域幅で見れば十分小さい傷ですが。

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下記は10Hzから100KHzまでのFFTで

 へんさんご指摘のように5KHzあたりから下の方が盛り上がっています。

20160215_222655

という事でアンプ単体を入力短絡で10Hzから10KHzまでのスペクトラム確認です。

上記写真の5KHzあたりからの盛り上がりはみられませんが
ここでまたスタ−ト地点が少し盛り上がっています。

4

2Hzから200Hzまでのスペクトラムです。
このカーブはアンプの1/fノイズだと考えます。

回りの測定器類の電源は全て切ってありますがわずかに50Hzがみえます。

1_2

henさん

Analog DiscoveryでのFFT Analyzerは設定帯域を広くするとスタート地点は盛り上がる傾向にありました。

ご指摘のお蔭でFFT Analyzerを使う際の注意点が判りました。

玉に傷で無くて良かったです。有り難うございました。

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07.Measurments」カテゴリの記事

コメント

追加の調査ありがとうございました。
1/f雑音の悪いものでなくてよかったですね。どこで購入されたものか教えていただけないでしょうか。

henさん
BF862はMouserで購入しました。

>BF862はMouserで購入しました。
Mouserということは、diyaudio.comの報告で良かった方と同じですね。といっても2013年の話ですが…
私もいずれ購入してみようと思います。ありがとうございました。

ぜひhenさん流にModsされて製作される事を希望します!
実はLT3042のノイズ特性を測定する為に作ったんです。

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