2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« LT3042の動作説明 | トップページ | LT3042 SET pin(Cs & Rs) Guard ring »

2016年5月18日 (水)

LT3042 評価ボードの解析?

LT3042の評価ボードは欲しかったのですが約18.000円と高額なため購入できませんでした。
LT社のデザイン・ファイル(DC2246A)にはガーバー・データがPDFでもありましたのでパターンを追いかけてみました。

このデモ・ボードでの出力BNCコネクタの目的を探ってみる事にします。
左側がINPUT RIPPLE MONITOR。
右側がOUTPUT NOISE MONITOR。
基板上のBNCコネクタは部品面,半田面共にグランド・プレーンで覆われています。
BNCコネクタへのホット及びグランドは内層で配線されていました。
入出力キャップのグランド同士は最短になるように配置されています。
そのキャップ同士の中央からBNCのグランドへベタ・パターンでホットを囲むパターンが2層目です。
部品面のベタアースもキャップ同士の中央に接続されていて全てのリタ−ン電流はここに流れ込むようになっています。
通常ならBNCのグランドは部品面と半田面のグランド・プレーンが広いのでベタ・アースに接続しても問題ないと考えるかもしれません。
しかしグランド・プレーンとはいえ有限のインピーダンスがあります。
nVオーダーを測定する時はグランドの迷走電流で悩まされる事になります。
また環境ノイズからの影響を最小限にするためにも出力キャップから最短で同軸接続という方法がベストという事が理解できました。
SET端子からの抵抗とキャップのリターンは至近にグランド・プレーンがありますがグランド・プレーンには落とさずにLT3024のパワーパッドに接続しています。
電流制限抵抗、PGFBネットワーク抵抗もパワーパッド至近で処理されています。
部品面の下部グランド・プレーンは信号用として使われています。
すべてのリターンはLT3042のパワーパッドにケルビン接続されていると読めます。
下部の沢山のビアホールは放熱用と読みました。
信号用グランドに出力電流が流れ込む事がないパターンだとおもいます。

Lt3042_4layer_2

次に精密な定電流電源から基準電圧を作る抵抗とバイパス・キャパシタについて調べてみます。

下図がデモ・ボードの回路図でBOMからパーツの素性を調べてみました。

抵抗は耐湿性のSMDが使われていましたがキャプはMLCCです。
データシートにはガードリングについて記載されていましたが

上図のパターンをみてデモボードはSET端子のガードリングは施されていません。

20160518_194317

MLCC 22uF/25VとPMLCAP 4.7uF/35Vのリ−ク電流を測定したメモが出てきました。
キャップに10KΩをシリーズ接続し抵抗両端の電圧を測定したものです。
電源電圧3.3Vでのリーク電流はMLCC :16nAに対してPMLCAP:300pAでした。
通常の用途ではMLCCでも問題無いと思います。
小さい誤差の積み重ねが揺らぎ成分としてドリフトしますから温度特性を追求したい時はSET端子の処理とRCに熟考が必要です。
図は全てLT社のデザインファイル(DC2246A)から引用しました。
次回は上述を踏まえて設計した基板のパターンを紹介したいと思います。

« LT3042の動作説明 | トップページ | LT3042 SET pin(Cs & Rs) Guard ring »

02-1.LT3042 Measurments」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1022763/65555195

この記事へのトラックバック一覧です: LT3042 評価ボードの解析?:

« LT3042の動作説明 | トップページ | LT3042 SET pin(Cs & Rs) Guard ring »