2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« LC Low Pass Filter for AC-DC Convertor | トップページ | 突入電流制限可能なHigh Side P-Ch MOSFET Switch »

2017年1月22日 (日)

Murata BNX016-1 DIY PCB

Murata BNX016-1はLC Block TypeのEMI Filterです。

優れた性能を持っていますが

実装に気を使ってあげないと性能を引き出す事ができません。

両面銅箔基板をカッターで加工して作り、スペクトラムを観測してみました。

下図のInsertion Lossのデータは入出力インピーダンスが

50Ω系統で測定されていますので相対的な目安と考えた方が良いと思います。

この手の部品はこのデータに限らず全て50Ω系統で測定されています。

エンド・ユーザーの使用する入出力インピーダンスはまちまちなので

統一をはかる上での基準だそうです。

20170121_215528_2

下図のように加工してみました。BNX016のピッチは2.5mmですが2.54mmピッチの
ユニバーサル基板をテンプレートにしてφ1ドリルで穴あけすると簡単です。

部品面は実装前の写真を取り忘れたので補足しますが

部品面でPSG,B,CBはザグってグランド・プレーンから浮かしています。

部品面ではBNXのシールド板をベタアースに半田付けします。

20170121_214143

Analog Discoveryでのスペクトラム観測結果です。

AC-DC Converter:GF-12-US0618    6V-1.8A

Electric Dummy Load:1A

40KHz以下のスイッチング・ノイズはスルーされています。

これはBNX016-1の下限限度のように見えます。

200KHz以上はよく減衰していて小粒ながら随分と威力がありました。

20170121_222529


BNX016-1の機能説明と等価回路です。

PSGとCGはグランドですがL2でアイソレートされています。

この箇所が肝です、GNDだからといって、はしょって短絡してはいけません。

BとPSGに入力されたノイズはL1,C1,L2で吸収されます。

吸収されるノイズが浮遊容量で出力にカップリングしないようにC1の下部にはシールドが施されています。

このシールドをベタ・アースでインピーダンスを低く抑える事で性能を発揮できると考えています。
という理由から単線の配線ではノイズ減衰は期待できないと考えます。
L1,L2,L3はフェライトでフェライトに銅線を通してインダクタンスを発生させています。

インダクタとキャパシタを100KHzで実測した結果がオレンジ色です。
CBは半田面で貫通コンデンサ構造になっていました。

20170121_213349

冒頭のDIY PCBを見本に製作すると1時間もあれば完成します。

あとは Analog Discoveryでノイズ除去特性の塩梅を愉しんで下さい。

勿論、オシロスコープでも効果を確認できます。

プロービングに気をつけて下さい....

今回は下図のようなセット・アップで測定しました。
DC Plug & Jackの実装は抜き差しが簡単で便利でした。

20170121_234929

« LC Low Pass Filter for AC-DC Convertor | トップページ | 突入電流制限可能なHigh Side P-Ch MOSFET Switch »

08.Switching Regulator」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1022763/69329815

この記事へのトラックバック一覧です: Murata BNX016-1 DIY PCB:

« LC Low Pass Filter for AC-DC Convertor | トップページ | 突入電流制限可能なHigh Side P-Ch MOSFET Switch »