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AC Adapter

2010年3月10日 (水)

24V-AC Adapterを30Vに改造

30VのAC Adapterが必要になりましたが、市販品では、すぐには見つかりませんでした。
医療用ではありましたが納期と価格で断念しました。
AC Adapter でマルチ出力!
こういうアダプターを秋月さんに扱って欲しいです。
仕様としては出力電圧+/-15V&+5V
電流値としては各1A取れれば申し分ないですね!

そこで無いものは作るという事で
24VのAC Adapterを改造することにしました。
前回は24Vを18Vに改造しました。記事はこちら
使用するアダプターは秋月さん扱いの
L.T.E. SWITCHING POWER ADAPTER
MODEL:GFP451DA-2419
INPUT:AC 100-240V 50/60Hz
OUTPUT:DC24V 1.9A
蓋を開けるのに難儀しました。
接着剤で固定されているようで、スリットに歯の薄いサメ鋸で注意深く切り込みました。
分解した状態です。

Dsc01990_2

注意する点は
出力電圧を定格電圧より高く設定するので
過電圧保護用のツエナーダイオードを必ず取り去ります。
そのあとに基準電圧検出用抵抗器を交換します。
30Vを確認後に31V前後のツエナーダイオードを半田付けします。
交換後の写真です。
基準電圧検出用抵抗値の算出は前回の記事を参考にしてください。
今回はR20に2KΩの半固定を実装して注意深くトリミングし
その後抵抗値を実測しました。
実測値は794Ωだったので
750Ωと43Ωのチップ抵抗を直列に接続して793Ωとしました。
その時の出力開放電圧は29.98Vでした。
ちなみに取り外したツエナーダイオードは
25.7Vと25.86Vでした。
これを取り外さないで検出抵抗器を交換しても
出力電圧は上昇し無いどころか
ツエナーダイオードに電流が流れ込み発熱し
最終的には過電流保護回路が働くと推察されます。
変更したツエナーダイオードは
HZ33-1-E(千石電商2Fで購入)
31.2V〜32.6Vを使用し、過電圧保護対策としました。
2個並列に使用してあるのは電力を稼ぐ為です。

20100310_143106

確認の為に出力電流vs出力電圧の特性をとってみました。
無負荷時の出力電圧が29.98Vで2A負荷で29.4Vでした。
必要な電流は1A以下でしたので問題なく使えました。
しかし
改造に伴いメーカー保証は当然無くなります。
改造される方は自己責任でお願いします。
また試験時はむき出しになりますので
呉々も感電には気をつけてください。

20100310_141244

以下は備忘録
24Vから+/-15Vを得るDC-DCコンバーター

[RECOM]PR30-2415DEW
IN:10-40V
OUT:+/-15V +/-1A
RS扱い(9.500円)

TDK+LAMBDA[PXD30W series]
IN:18-75V
OUT:+/-15V +/-1A
DegiKey扱い(10.310円)

Eta[VTM-23WC-24]
IN:24V
OUT:+/-15V +/-0.5A
(8.400円)

オープンフレーム AC-DCコンバーター
Eta[SVA23FWA]
OUT:+/-15V 1A
7.140円

Eta[BJB30SA-U1]
OUT:30V 1.7A
2.940円

2008年12月10日 (水)

AC Adapterの改造

Modification of AC Adapter
and/or
Reconstruction of AC Adapter
Dsc00835

18V出力のAC Adapterが必要になりDC24V出力のアダプターを改造する事にしました。
秋月さん扱いの24V-0.5A(Model No:NP12-1S2405)を分解。
蓋は薄いスクレーバーでこじると簡単に開けられました。
基板はシリコン系の接着材でケースに固定されているので
基板を取り出す時はパターンに気をつけながら無理矢理剥がします。
出力回路に接続されていたR11とR12が基準電圧と比較される分圧抵抗でした。
計算してみると2.44Vでした(fig.1)
出力電圧が18Vになる時の分圧抵抗値はR11に2kohmをたして6.87KohmにするとVrefが計算値で2.48Vになります(Fig.2)
最終的な出力電圧は無負荷で18.33Vになりました。
18.0Vが必要になったらもう少し追い込みますが取りあえずはOKとします。

Dsc00836

Step1:R11がGNDにおちているパターンをNTカッター等で削ります。
    テスターで導通チェックをして確実にオープンになった事を確認します。
Step2:2Kohmのチップ抵抗をR11とシリ−ズになるようにGNDパターンに半田付けします。

チップ抵抗(4871)の左に白く写っているのが追加した2Kohmのチップ抵抗です。
チップ抵抗でなくとも1/8Wの抵抗でも構いません。
ここは基準電圧と比較する為に安定な電圧を確保する必要があります。
カーボン抵抗では温度係数が大きく(+350~-1500ppm/゚C)
周囲温度で電圧値が変化してしまいます。
温度特性の良い金属皮膜抵抗(+/-100ppm)をお薦めします。

Dsc00833

蛇足ながら過電圧保護回路が組み込まれているACアダプターは
規定電圧より高い電圧に改造してはいけません。

今回使用したアダプターの仕様をメーカーのHPより拝借しました。
過電圧保護回路(Over Voltage Protection)が規定電圧の120%で動作します。
例えば5VのACアダプターを7Vに改造して昇圧すると
5Vx120%=6Vの過電圧保護回路が動作してしまいます。
過電圧保護回路(多分ツエナーダイオード)に電流が流れ
過電流保護回路が動作して出力は出てこないでしょう。
過電流保護回路はオートリカバリ−となっていますが
長時間その状態が続くと
最悪は熱暴走でACアダプターが焼損という事態も考えられます。
呉々もその辺を理解した上で自己責任で改造を楽しんで?下さい。
A risk is self-responsibility.
当然ながら改造する事に依ってメーカーの保証対象外になります。

また改造した事に依って附随する仕様が変化するかもしれません。
その辺までは検証していませんので自身の判断でお願いしておきます。

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