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写真はLinear Audio誌編集長・Jan Didden氏設計のSilent Switcherです。
アナログ電源にはTPS7A47(+),TPS7A33(-)が使われています。
5V入力というのはバッテリー・パックの使用も考えての事だそうです。
5V入力というコンセプトを真似して
+/−15V出力のDC/DCコンバータ基板を作ってみました。
スイッチング方式はAnalog Discoveryで採用されているSEPIC-CUKトポロジーです。
この基板はプリ・レギュレータとしての位置づけで
後段には別基板でアナログ電源回路を接続します。
5V入力コネクタはUSBコネクターとか目的において4種類を実装できるようにしてあります。
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USBコネクタの場合はレジストを抜いた基板の角に10mm角ブロックを実装すると
パネルに強固にマウントできます。
つづく上図は外部ユーザ回路用の+/-5V可変電源回路です。
内部の+/-5V回路は下図です。いづれも回路構成はSEPIC-Cuk回路です。
充分な空きを確保できOffice 365 Soloはインストールできました。
.....結果が良いと知識不足を補う為に2日も要した労は忘れます....
ということでようやく
ADIsimPower Design ToolsのADP1614 SEPIC-Cuk Designerを
マックの仮想Winで評価できるようになりました。
Reference:
An Improved Topology for Creating Split Rails from a Single Input Voltage
秋葉原を散策していて
海神無線さんでファインメットのビーズとコアを扱っているのを思い出し買い求めました。
ビーズはFT-3AM B4AR(ファインメット・ビーズ)内径1.3mm
コアはMP1006LF3T(ファインメット・コア)内径4.8mm
両方とも樹脂製のケースで覆われていました。
写真は上から
1.Murata BNX016
2.ファインメット・コアに各6T巻いたコモン・モード・チョーク・トランス
3.φ1の錫メッキ銅線を通したファインメット・ビーズ
セット・アップ
入力電源:AC/DC Adapter 15V・1.2A
負荷:DIY電子負荷 600mA
スコープで入出力のノイズを比較してみます。
DCプラグ&ジャックを実装したので簡単に交換できてストレス・フリーでした。
スイッチング・レギュレータのリップル電圧は接続するフイルターで変化しています。
これはインピーダンスが異なる事による変化だと思われます。
3種類ともスパイク・ノイズが減衰していますが
スイッチング・レギュレータのリップル電圧をみるとフェライト・ビーズが穏やかな変化です。
これがオーディオ回路に使用したときに影響しているのでしょうか。
Analog Discoveryでスペクトラムを観測してみました。
シンプルなビーズがスイッチング・レギュレータのノイズをよく抑制してくれています。
使用するAC/DCアダプターや負荷電流でノイズ・スペクトラムは異なりますが
ファインメットの抑制能力は変化しないと考えます。
Murata BNX016-1はLC Block TypeのEMI Filterです。
優れた性能を持っていますが
実装に気を使ってあげないと性能を引き出す事ができません。
両面銅箔基板をカッターで加工して作り、スペクトラムを観測してみました。
下図のInsertion Lossのデータは入出力インピーダンスが
50Ω系統で測定されていますので相対的な目安と考えた方が良いと思います。
この手の部品はこのデータに限らず全て50Ω系統で測定されています。
エンド・ユーザーの使用する入出力インピーダンスはまちまちなので
統一をはかる上での基準だそうです。
下図のように加工してみました。BNX016のピッチは2.5mmですが2.54mmピッチの
ユニバーサル基板をテンプレートにしてφ1ドリルで穴あけすると簡単です。
部品面は実装前の写真を取り忘れたので補足しますが
部品面でPSG,B,CBはザグってグランド・プレーンから浮かしています。
部品面ではBNXのシールド板をベタアースに半田付けします。
Analog Discoveryでのスペクトラム観測結果です。
AC-DC Converter:GF-12-US0618 6V-1.8A
Electric Dummy Load:1A
40KHz以下のスイッチング・ノイズはスルーされています。
これはBNX016-1の下限限度のように見えます。
200KHz以上はよく減衰していて小粒ながら随分と威力がありました。
BNX016-1の機能説明と等価回路です。
PSGとCGはグランドですがL2でアイソレートされています。
この箇所が肝です、GNDだからといって、はしょって短絡してはいけません。
BとPSGに入力されたノイズはL1,C1,L2で吸収されます。
吸収されるノイズが浮遊容量で出力にカップリングしないようにC1の下部にはシールドが施されています。
このシールドをベタ・アースでインピーダンスを低く抑える事で性能を発揮できると考えています。
という理由から単線の配線ではノイズ減衰は期待できないと考えます。
L1,L2,L3はフェライトでフェライトに銅線を通してインダクタンスを発生させています。
インダクタとキャパシタを100KHzで実測した結果がオレンジ色です。
CBは半田面で貫通コンデンサ構造になっていました。
冒頭のDIY PCBを見本に製作すると1時間もあれば完成します。
あとは Analog Discoveryでノイズ除去特性の塩梅を愉しんで下さい。
勿論、オシロスコープでも効果を確認できます。
プロービングに気をつけて下さい....
今回は下図のようなセット・アップで測定しました。
DC Plug & Jackの実装は抜き差しが簡単で便利でした。
先のEMI Input Filtersは1MHz以上のノイズ除去を主眼においての結果でしたが
10KHz以下をなんとかできないかと考えました。
下図のような特性のLow Pass Filterを創ってみました。
AC-DC(6V・1.8A) Converterに負荷電流1Aを流した時のノイズは青色です。
前回のEMI Input Filterでは10KHz以下は入力のノイズがスルーで
出力ノイズはほぼ青色カーブと同じでした。
今回のLPFを通した時のノイズは赤色で10KH以下が改善されました。
50KHz~50MHzのノイズ減衰も佳いと思います。
実験したLow Pass Filter基板です。
L=92mH at10KHz、DCR=75mΩ (実測値)、日立金属・ナノ結晶軟磁性材料「ファインメット」
C=10000uF/16V(公称値)
インダクタンスとキャパシタンスがとてもビッグ!です。
Crane Aerospace & ElectronicsのInterpointブランドに
DC-DC Converterを使用する上でとても有意義で詳細な
表題のApplication Noteがありました。
『Interpoint インターポイント』はCRANE社の
航空機搭載機器向け等の高信頼性DC-DCコンバータ電源等を供給しています。
Application Note(18page)を邦訳しました。
といえば格好は良いのですが、大半はGoogle翻訳に頼っています。
内容を吟味(修正)、コメントして頂ける方はプロフィールのメアドへ連絡して頂ければ
pdfファイル(7.3Mbyte)をお送りしますので宜しくお願いいたします。
大変に役に立つと考えますので充実したときには
Crane社の日本代理店とコンタクトをして邦訳版を公開できれば佳いなぁと思っています。
最初のクレジットにはInterpoint製品専用とあります、しかし
DC-DC Converterのノイズ測定と除去に関してのセオリーは普遍的ですので
問題無く応用できる内容だと思います。
実践と理論のノウ・ハウが詳細に報告されていて
ご自身の力量で経験(理解不足)した後に熟読すると
DC-DC Converterのノイズの仕組みがより良く理解できノイズ対策が
できるようになると思います。と、自分の事を言っています。
00-0.Made in Tokyoのお知らせ 01-0.Made in Tokyo(LT3042) 01-1.Made in TOKYO(IAI) 01-2.Made in TOKYO(USB) 01-4.Made in TOKYO((LT4320) 01-5.インピーダンス・アナライザ(Made in TOKYO) 01-6.Low Noise Pri Amplifier 02-1.LT3042 Measurments 02-2.LT3042 Catalog 02-3.LT3042 Manual 02. Linear Regulator 03.Analog Discovery 04.Head Phone Amplifier 05.Linduino 06.DIY JIG 07.Measurments 08.Switching Regulator 09.DAC,I/V Convertor 10.XMOS & Amanero 11.USB Peripheral,USB Isolator 12-1.High Impedance Analyzer for Analog Discovery 12-2.Low Impedance Analyzer for Analog Discovery 13.ESP8266 14.DIY Instruments 15.Simulation 16.アナログ回路(Tips) Toy 日記・コラム・つぶやき
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