2018年2月 4日 (日)

Composite Amplifier(LTspice)

HA800はComposite Amp(複合増幅器)形式です。

Composite Ampは直流特性と高速特性のいいとこ取りをするという優れものです。

通常、U1には直流特性の良いOPAをU2には広帯域のOPAを選択します。

必然的にU2のスルーレートはU1より大きくなりますしその必要性があります。

コンポジット・アンプ全体の利得はR3とR4で決定できます。

U1自体の利得は独立しての設定は出来ません。

残るU2の利得はどのようにして決めれば良いのでしょうか。

HA800でのTPA6120のスパイスモデルは入手出来なかったので

LTspiceにあるOPAで回路を組んで挙動を観測してみました。

20180204_203553

全体の帰還抵抗はR4=1KΩで入力抵抗のR3を

250Ω(G=6)赤,500Ω(G=3)青,1KΩ(G=2)黒と変化させた応答です。

U2の利得はR1=250ΩでG=5です。

G=6ではなくG=3でピーキングが大きくなっています。

20180204_203529

U2の利得をR1=500ΩとしてG=3です。

20180204_205634

U2の利得を変化させてR1=1KΩとしてG=2です。

20180204_210104

U2のゲインを下げるとピーキングは押さえらる方向に働くようで

所望する帯域とピーキングの兼ね合いは

U2のゲインを実機でステップ応答を観測しながらトリミングする事になると思います。

Slew Rate U1< U2の条件で

コンポジット・ゲイン=U2・ゲインから観測すると良いと思います。

おわり

2018年2月 2日 (金)

We Love Balanced Sound(Deboo Balanced Integrator)

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HA800のDC Servo回路の検証をアップし忘れていました。
Debooサーボ回路の出力はU1に接続します。
ここの回路の修正版です。

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下図はDeboo Integratorの挙動を検証する為の回路でHA800ではありません。

Deboo Integratorの出力をU2へ加算しています。

00300202_181807

DCオフセット電圧はゲイン倍されていてサーボ回路は機能していません。00300202_181822
Deboo Integratorの出力をU1へ加算しています。

00300202_181843

結果は良好です。

00300202_181857

組立てて挙動を観測しました。
後付けのこのポジションは放熱器サイドの半田付けが大変でした。

00300202_195550

Analog Discoveryの発振器からDC offsetを印可してDebooの動作確認をします。

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薄い色のカーブは1Vのオフセット電圧を印可しました。

2秒強で収束しています。

濃い色のカーブは1Vから0Vに戻した時です。

Deboo Balanced Integratorの動作確認でした。

Scope_11

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2018年1月31日 (水)

We Love Balanced Sound(5)

Balanced Line Driver(THAT1646)を使用しての

Un_Balance to Balance ConvertorでiMacのライン・アウトからHA800の音だしをしてみました。

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Balance-Un Balance Convertor(平衡ー不平衡 変換器)
Un Balance-Balance Convertor(不平衡ー平衡 変換器)はなにかと便利に使えそうです。

00300131_211030

「Un_BAL in-BAL out」-「BAL in- Un_BAL out」で歪み率は0.0012%(1KHz@0dbV)でした。

音出しの感想は後日、ということで...取り敢えずこの項は終わりにします。

22時を回るとiMac(27")で映画鑑賞(Hulu)................

映画の音声はスピーカでは余程ボリュームをあげない限り再生しきれない

擬音?が含まれていたりします。

こいつらがHA800で再生されると映像が立体的になり

ついつい夜更かししてしまいます。

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2018年1月30日 (火)

We Love Balanced Sound(4)

Balance-Un Balance Convertor(平衡ー不平衡 変換器)
Un Balance-Balance Convertor(不平衡ー平衡 変換器)
製作中です。
回路はデータシートの通りですが
電源のパスコンは将来、外部電源から+/-15Vを供給する事を考慮して強化しています。
各チャンネルの電源スイッチは
実験の時はすべてのチャンネルは必要無いという事と
電池駆動時の省エネ対策の為に設けました。00300130_223712

入出力の配線は短い距離でも平衡を保ちながら「撚りの一手」..............00300130_223727_2

つづく

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2018年1月29日 (月)

We Love Balanced Sound(3)

寄り道しています。
あるとなにかと重宝しそうな下記の治具を製作中。
Balance-Un Balance Convertor(平衡ー不平衡 変換器)
Un Balance-Balance Convertor(不平衡ー平衡 変換器)
取り敢えず電源は006Px2の電池駆動にしようと考えています。
10mmブロックでのケース作りは寸法を成り行きで決められて良いです。
半日でいいかげんなケースを作りました。
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2018年1月25日 (木)

We Love Balanced Sound(2)

HA800 Balanced HPAの音出しは
自虐的ですが今回は測定してからにしようと考えています。
測定の為に基板に簡単なパネルを取り付けてXLRを実装しました。
配線はこれからです。
パネルの色とサイド・パネルを工夫すればこの意匠もいけるかもしれない......??
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XLRコネクタの性能を裏切らない音出しをしたい。00300125_202135

HA800バランス入出力の周波数特性を実測する為に
Analog Discoveryにもバランス対応XLRを実装してみました。
Analog Discoveryの入力は元々バランス入力なのでXLRで平衡接続します。
出力は発振器が2chありますので片方の位相を180度ずらしてバランス出力にします。
配線はこれからですが
XLRコネクタでの平衡ループ・テストが愉しみです。

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バランス回路、ハードは2倍だけど労力は4倍..........
つづく

2018年1月17日 (水)

We Love Balanced Sound(1)

2回路OPA仕様のバランス対応のHA800です。
Shunt Regulatorの電圧を+/-12VにしてMuseも評価できるようにしてみました。
電源部の評価は終えましたがTPA6120の評価はこれからです。
抵抗はMELFを実装してみました。
8ピンのICソケットは
孔径を大きくして表面実装用のピンがはいるようにして背高を抑えています。
ならんでグランド用にSMDピンを配置してあります。
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秋月扱いの変換基板の0.1uF PMLCAPの両端に1uF/50V X7Rを半田付けして

グランドピンに接続しています。

宙に浮いたOPAの電源インピーダンスを下げる為の配慮です。

後日専用基板を作る予定です。

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20180117_201129

つづく

2017年12月22日 (金)

TPA6120 Balanced HPA(HA800)

シャント・レギュレータで駆動したTPA6120 HPA は躍動感に溢れていました。

次のステップは当然の成り行きでバランス対応。

知人はいち早く前回の基板を2枚使用してバランス対応にし

電源はとても贅沢な究極に近い仕様になっているようです。

**

下図のアートワークで入力部のオペアンプ部(2回路)は10ピンにしてあります。

1回路オペアンプを2個使用する時のサブ基板にキャパシタを実装させる為で

10ピンの理由はキャパシタの為のグランドです。

その為の専用サブ基板も造る予定です。

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2017年10月 7日 (土)

TPA6120A HPA for HD800(回路図編)

HA800の回路図です。It is a circuit diagram of HA 800.

電源は片方のみ定数を記してあります。
海外のHD800愛用の方からリクエストがありましたので手書きから図面にしました。
回路図の詳細とPCBデータを公開しましたのでBOMは省略します。
*
オペアンプをOPA627からLME49710に交換してエージング中。

20171007_184305

参考までに色違いのガーバーデータを....

20170909_192842

20170909_192902

2017年9月30日 (土)

TPA6120A HPA for HD800(試聴編)

ヘッドフォンの季節がやってきたので
久しぶりにTPA6120Aでのヘッドフォンアンプを創りました。
ゼンハイザーのHD800を意識してHA800としました。

電源は左右独立供給.................。

回路はComposite Amp構成..............OPA627x2(交換化)+TPA6120。

出力信号のリターンは供給電源の大元に最短..........。

定電流電源の設計値は+/-80mA x2...........

放熱対策でビアを沢山設けています............

定電流電源の出力に電解コンデンサはありません。

20170909_192717

上部の定電流電源からのパターンは太く短く......左右均等。

猫目に見えたりフォックスに見えたりする半田面パターンが面白い。

TPA6120の入力部は浮遊容量を排除するために半田面パターンは抜き(お約束事)

左右独立電源はTPA6120の放熱部で共通アースになります。

20170909_192646

ケーシングした写真です。
供給元の電源が+/-15Vなので+/-9VのPri Regulatorを左右に配置し
定電流電源の発熱を最小限に抑えたつもりです。
結果
無茶苦茶贅沢な電源構成になってしまいました。
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HPAへの供給電圧は+/-5.8Vで負荷抵抗300Ωでのクリッピングは8Vp-pでした。
僕が聞く音量のHD800を鳴らしきるには充分なパワーです。
またアルプスのRK-50の位置が1時を回るくらいなのでより躍動感があります。
ボリュームでの音量調整は10時以下はレベルは別として音がやせるように感じます。

20170926_222906

電源インピーダンスが可聴周波数以上にわたり
抵抗性になる(フラットな)Nazar's Regulator(定電流電源)はピュアな音創りだと思いました。
澄み切った高音域の分解能と共に柔らかくも重厚な空気感の重低音が感じられ
低音域の切れは大変に気持ちが良いです。
*
それにしても
5時間以上も連続して試聴していたら耳の穴がかゆくなってきました。
*
電源のインピーダンスと再生音に関して少しわかってきたような気がしました。

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